RFファーザーズルール

第1条 試合概要

試合は、打撃技、投げ技、絞め技、関節技によるノックダウン及びギブアップにて勝敗を決する。

第2条 ウエイト

試合は原則として同体重制とする。

第3条 試合時間

  1. 試合時間は7分間で延長戦は行わない。
  2. グラウンド時間は2分間で、その後スタンドから再開する。
  3. 主審の「グラウンド」コール後にグラウンド時間となる。
  4. 主審の「時間ストップ」コール又はジェスチャー以外に試合時間は止めない。

第4条 試合着

試合着は空手道禅道会技術部の認める市販の空手着、柔道着、柔術着を着用する。
※試合着を変形させてはならない

第5条 防具、保護品

  1. 空手道禅道会技術部指定のヘッドギア、オープンフィンガーグローブを着用する。
  2. ファールカップ、マウスピース着用を義務付ける。
  3. 膝、肘のサポーター着用を認める。
  4. テーピングを使用するときは係りに申し出る。ただし拳のテーピング及びバンテ-ジは認められない。
  5. 目の周囲にのみワセリンの塗布を認める。その他油脂類、化粧品、整髪料の塗布は認められない。

※防具を変形させてはならない

第6条 審判員

  1. 主審は空手道禅道会技術部主催の技術講習会及び審判講習会を受講した者が行う。
  2. 主審は選手の安全確保を重要視したレフリング義務を負い、試合を進行、決着させる権限を有する。
  3. 副審は空手道禅道会技術部主催の技術講習会及び審判講習会を受講した者が行う。
  4. 副審は選手の安全確保を重要視し主審のレフリング補助を行う。
  5. 審判は判定時に監査、副審を合わせた3名の旗数により勝敗を決する。

第7条 勝敗の決定

  1. 「一本勝ち」
    ダウン、締め技、関節技によるギブアップ、危険防止のため主審判断によるテクニカルノックアウト、相手選手の反則3回、相手選手の悪質な反則により試合続行不可能及び相手選手の失格、技有り二回で合わせ一本勝ち。
  2. 「技有り」
    相手選手の反則3回。
  3. 「場外ポイント」
    相手選手が場外反則を3回行うと有効、5回で技有り、7回で一本勝ち。
  4. 「優勢勝ち」
    試合時間終了までに一本勝ち、技有り、場外ポイントに差のない場合第六条に従い勝敗を決する。判定の基準は打撃技、グラウンド技を同一の評価とし実戦性に基く。

第8条 場外

(1)試合で定めた場外ラインより外に体半分が出た場合には試合をストップし中央より再開する。但し技の流れで微妙なライン際からグラウンドになってしまった場合には、試合進行の妨げにならないところまで続行する。進行の妨げになり続行できない場合には主審の「ストップ・ドントムーブ(動くな)」のコールで選手をストップし、ストップ姿勢のまま場内に戻して「続行」コールで続行する。

(2)場外ポイントについては以下参照
 a 打撃を嫌がって故意に場外にエスケープした場合
 b 連打により場外に押し出された場合
 c 組技を嫌がって故意に場外に出た場合
 d グランド状態で故意に試合進行不可能な場所までエスケープした場合
上記の行為を行った場合反則となり場外ポイントをとられる。試合時間以内に一本勝ちや技有りが双方にない場合には3ポイント以上で場外ポイントが多い方を勝者とする。

第9条 試合において認められる攻撃

  1. 「スタンド」(足の裏以外がマット(床)に触れていない状態)での攻撃。
    打撃技(突き・顔面以外への蹴り、膝蹴り)・投げ技・倒し技・絞め技
  2. 「グラウンド」(足の裏以外が断続的にマット(床)に触れている状態)での攻撃。
    打撃技(顔面以外への突き、蹴り、膝蹴り)・絞め技・関節技
  3. 「ハーフグラウンド」片方がスタンドで片方がグラウンドの状態。
    グラウンド状態で認められる全ての技

第10条 反則行為

  1. 頭部や顔面への頭突き及び肘打ち・金的攻撃・噛み付き・危険部位への攻撃(後頭部、脊柱、脳天等)・脳天や後頭部から落とす危険な投げ技・3本以下の指を持つこと・頭髪、喉、鼻、耳を掴む・ヘッドギア、グローブを掴む・帯で首を絞める・粘膜部分(目、鼻、耳、口、肛門等)への攻撃・ダウンしている者への攻撃・第九条において認められていない攻撃(スタンド時において顔面への蹴り技(膝蹴りを除く)・グラウンド時において顔面へのあらゆる打撃技)・一般通念で父親として有るまじき行為。
    戦意喪失、但し一方的な打撃等に対しての戦意喪失は、安全を考慮し反則ではなく技有りや一本とする場合がある。
  2. 反則行為があった場合は主審が「反則」コールし、反則2回で減点(相手に技有り)、3回で失格(相手の一本勝ち)となる。また余りにも悪質な反則があった場合には主審の判断で1度目であっても失格や減点にすることもある。
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